'フリース'()とは元来、羊毛のことを挿すが、現在は合成繊維をパイル地に起毛させて羊毛のよう柔らかくすることを指す。
'初期ナイロンフリース'
1942年にアメリカで開発された100%人造繊維(スパンナイロン)による紡毛風のコート用生地が初見である。第二次世界大戦下で軍需用途には適さなかったナイロンの端材を活用し、United Merchants and Manufacturers Corp(UM&M)の技術部門によって開発された。当時「試験管から生まれた魔法の生地」と称され、カシミアや最高級キャメルヘアに匹敵する起毛感、ウールを凌駕する耐久性、撥水性、難燃性、防虫性を備えたハイテク素材として紹介された。製品化されたコート類で、保温性を高める絶縁体として裏側にコットン生地が貼り合わされていた。
'マックレガーによる世界初の合成繊維フリース'
1954年にマックレガー(McGREGOR)が採用したデュポン社ナイロンを使用したパイルフリースが世界で最...