'赤'(あか、''紅''、''朱''、''丹'')は色のひとつで、熟したトマトや血液のような色の総称。暖色のひとつ。JIS規格では基本色名の一つ。国際照明委員会 (CIE) は700 nm の波長をRGB表色系においてR(赤)と規定している。赤より波長の長い光を赤外線と呼ぶが、様々な表色系などにおける赤の波長とは間接的にしか関係ない。語源は「明(アカ)るい」に通じるとされる。「'朱'・'緋'(あけ)」の表記が用いられることもある。'赤色'(セキショク、あかいろ)は赤の同義語。JIS規格においては、赤とレッドはやや異なる色である。
== 基本色名としての赤 ==
=== 丹、朱、緋、紅 ===
'丹(タン)'が色を名指すときは赭土(シャド)、赤土の色の意味である。赭土の主たる発色成分は酸化鉄(III)|三酸化二鉄である。黄土や緑土も焼成すれば丹色になる。ツル|鶴の一種タンチョウの和名は、頭頂部が赤いことに由来する。
'朱 (顔料)|朱(シ...